「人の命はいくつありますか?」
福岡市防災センターの職員さんが、子ども達に最初に投げかけた言葉です。防災センターは、リアルな疑似体験を通して、防災への意識を高め、命の大切さを学ぶ所です。
センターの職員さんから、防災のアニメを見せてもらった後、いよいよ火災発生時の煙からの避難体験。暗い中を中腰になり、鼻を塞いでこわごわ歩きました。
次は水消火器での消火訓練です。消火器の使い方を習ったあと、炎が上がっている動画に向かって水消火器で勢いよく火を消します。子ども達は真剣そのものの表情で、必死にホースを握りしめました。
水害体験コーナーでは、大雨での洪水による建物や車のドアの開けづらさを体験しました。
体験コースの最後は最大震度7までの地震体験です。固定されたテーブルを握って、15秒間揺れ続ける地震に耐えました。体験することで地震の怖さを知ることが出来ました。
さらに進むと、子ども達が消防士に変身できるコーナーがありました。自分の気に入った服を着て、消防車のハンドルを握る姿はなかなかサマになっていました。
「今日は楽しかった」と口々に言って帰りました。防災の意識が高まった一日となりました。またコレクトに帰って、地震の避難訓練を無事に終えました。